先に言っておきます。これは、また泣かされた話です。
5月23日の20周年記念フルバンドLIVE「love letter」。あの日でひとつの区切りだと、僕は何度も思ってきました。でも、ぜんぜん区切りじゃなかった。手紙が届いて、お花が届いて、プチディナーショーがあって、その余韻がまだ続いている。
そして6月18日、また一通、届いたんです。
Peatixに、約7分のThank You動画が届いた
あきさんがXで告知していました。20周年記念スペシャルチケットを買った人に、Peatixのメッセージで約7分弱のThank You動画を送りました、と。
僕はスペシャルチケットを買っていたので、対象でした。
で、ここで一番効いた一言がこれです。
「私が編集しました」
いや、待って。
ただ特典の動画が届くだけでも嬉しいのに、本人が、自分で、編集して送ってくれた。これはもう、特典データというより、もう一通の「ありがとう」です。受け取り方が変わる。
しかも告知では、遠方から応援した人にも、別の動画を後で送ります、と書いてありました。スペチケの人だけじゃない。そっちの話は後でします。
7分が、あっという間だった
実際に見ました。
正直に言うと、7分って、ダイジェストにしては長いほうだよなと思っていたんです。でも、あっという間でした。
開演直前の空気から、ライブ中の様子まで入っていて、あの日の記憶が一気に戻ってくる。映像が思った以上に綺麗で、そしてあきさんが当たり前みたいに綺麗で。何を言ってるんだという感想ですが、本当にそうだったんだから仕方ない。
僕、見たあとにXで「あの瞬間までの積み上げを見れて嬉しい」と返信しました。
これ、ちょっと説明させてください。あの日のステージって、当日いきなり完成したものじゃないんですよね。準備があって、撮影があって、バンドのみんなとの時間があって、スタッフさんがいて、ファンが待っていた時間があって、その全部の積み上げの上に、あの5月23日があった。7分の動画は、その積み上げをちょっとだけ見せてくれた。短いのに中身がぎっしりで、見終わると逆に長く感じる、あの不思議な満腹感です。
そうしたら、あきさんから返信が来ました。「そうおっしゃっていただけて嬉しいです」と。
いや、こっちがだわ。
メモリアルブック撮影の裏まで入っていた
動画には、メモリアルブック撮影の様子まで入っていました。これが個人的にかなり良かった。
スペシャルチケットの特典に、メモリアルブックがありました。完成したあの一冊を受け取るだけでも嬉しかったのに、それがどう撮られていたか、という裏側まで動画に入っている。
完成品の裏側を見せてもらうと、その完成品への気持ちが変わるんですよね。「ああ、この写真はこういう時間の中で撮られてたのか」と思うと、手元の一冊が、ただの写真集からもう一段、重くなる。
スペシャルチケットって、当日の席や物販のためのものだと思っていたけど、違った。20周年を、あとから何度でも思い出せる形で残してくれるチケットだったんだなと、今になって思います。

遠方から応援した人にも、別の動画が届いていた
そして、ここは僕は直接もらっていないので、受け取った人のXで知った話です。
【遠方あきちゃん応援支援】を買った人にも、後日、約4分弱のお礼動画が届いたそうです。これは会場に来られない人向けの、2,000円の応援枠でした。
スペチケの人と、遠方支援の人。両方とも受け取った人が「どちらも素敵な動画だった」とポストしていて、つまりあきさんは、同じ「ありがとう」でも、相手に合わせて2本に分けて編集して送っている、ということになります。
ここ、地味じゃなくて、めちゃくちゃすごいことだと思うんですよ。
ライブって、どうしても来られた人が中心になる。でも、遠方で行けない人、仕事や家庭で行けない人、行きたくても行けなかった人がいる。それでも応援したい人がいる。その人たちにも、ちゃんと別の手紙を返している。
「ずっとファンで良かった」「うたい続けて良かった」
その遠方支援の動画を見た人の中に、こんなことを書いている方がいました。
遠方はなかなか行けないけど、ずっと美郷さんのファンで良かった。また福岡にも来てほしい、と。
それに対して、あきさん本人がこう返していました。
うたい続けて良かった。まだ声がよく出るので続けます。必ず行きますね福岡、と。
これを読んで、僕は画面の前で変な声が出ました。
「ファンで良かった」に「うたい続けて良かった」が返ってくる。これ、もう完全に往復書簡じゃないですか。ファンが手紙を出して、本人が手紙を返している。会場に来た人だけじゃなく、遠くで応援していた人の声まで、ちゃんとあきさんに届いている。それが見えるやり取りでした。
「まだ声がよく出るので続けます」って、さらっと書いてあるけど、これファンにとってはとんでもない一言ですからね。聞いた? 続けるって言ったよ。
中身を全部は書きません
ひとつだけ。この記事では、動画の細かい中身は書きすぎないようにしています。
スペシャルチケットや遠方応援支援を買った人に向けて届いた、限定の返礼動画だからです。スクショを貼って一場面ずつ解説する、みたいなことはしたくない。それより、「こういう想いで届いたものだった」「ファンはこう受け取った」を残すほうが、この動画には合っている気がします。
受け取った人が、自分の目で見て、自分でグッとくる。その余地を消したくないんですよね。
これも、「love letter」の続きだった
5月23日のライブは、もう終わりました。
でも、こうやって動画が届いて、それを見たファンが言葉を返して、本人がまたそれに返している。この往復まで含めて、あの20周年なんだなと思います。
歌で届ける手紙。 特典で残す手紙。 動画で返す手紙。 ファンの言葉に、また返ってくる手紙。
「love letter」ってタイトルは、あの日のステージだけを指していたんじゃなかった。終わったあとも、形を変えて手紙が行き来している。今回のThank You動画は、その続きの一通でした。
応援した人、全員に返された「ありがとう」。やっぱりあのライブは、名前のとおりだったなと思います。
しかも今回、その手紙の最後に「まだ声がよく出るので続けます」と書いてあった。区切りだと思っていた20周年が、ぜんぜん区切りじゃなくて、ちゃんと次に向かっている。
だったら僕も、また受け取りに行くだけです。次は9月5日のバースデーライブ。あきさんが続けてくれるなら、僕もずっと、返事を書き続けます。

