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BLOOD QUEENとは?美郷あきの“かっこよさ”が刺さる『怪物王女』OPテーマを語る

美郷あきさんの代表曲を語るとき、「BLOOD QUEEN」を外すのはちょっとおかしいと思っています。

「君が空だった」や「beautiful flower」のような透明感のある曲のイメージが先に来る人も多いと思いますが、この曲はそっちとはかなり違う。重くて、鋭くて、妖しい。初めて聴いたとき「美郷あきさんってこういう曲も歌うんだ」と驚いた人は、正直かなりいるんじゃないかと思います。

今回は、TVアニメ『怪物王女』のオープニングテーマ「BLOOD QUEEN」について、曲の情報から公式インタビューで語られた歌唱の話、本人公式YouTubeの「本人が歌ってみた」動画、そして5月23日の20周年フルバンドライブに向けての話まで書いていきます。

目次

BLOOD QUEENは『怪物王女』のOPテーマ

「BLOOD QUEEN」は、TVアニメ『怪物王女』のオープニングテーマです。

CDは2007年5月9日にLantisから発売。品番はLACM-4366で、作詞は畑亜貴さん、作曲は黒須克彦さん、編曲は鈴木マサキさん。カップリングには「忘却バタフライ」が収録されています。

項目内容
曲名BLOOD QUEEN
歌唱美郷あき
タイアップTVアニメ『怪物王女』OPテーマ
発売日2007年5月9日
品番LACM-4366
レーベルLantis
作詞畑亜貴
作曲黒須克彦
編曲鈴木マサキ
カップリング忘却バタフライ

アニメイトの商品説明では「ちょっとハードなヴォーカル」が印象的なアップテンポ曲として紹介されており、美郷あきさんが妖艶に歌い上げる楽曲として整理されています。

タイトルからして普通ではないし、曲を聴いてもやっぱり普通ではない。『怪物王女』という作品のダークな空気に、美郷あきさんの歌声がちゃんと合わさっています。

透明感のある声が、全然違う方向に使われている

美郷あきさんの歌声には透明感があって、それが魅力のひとつだと思います。でも「BLOOD QUEEN」では、その透明感がやわらかく響くのではなく、むしろ鋭く、冷たく、怖いくらいの雰囲気で出てくる。

ハードなサウンドに、ゴシック的な空気。そこに美郷あきさんの声が乗ると、ただ激しいだけの曲にならないのが面白いんです。同じ声なのに、こんなに違う聴こえ方をするのか、と。

インタビューで語られていた「かっこいい」という第一印象

TBSアニメ『怪物王女』公式サイトには、美郷あきさんの「BLOOD QUEEN」インタビューが残っています。

デモを最初に聴いたときの印象として、とてもかっこいい曲だと感じたことが語られています。また、『怪物王女』というタイトルのインパクトに負けないように、視聴者が音楽から気持ちよく物語へ入れるように歌いたいと思ってレコーディングに臨んだという話もあります。

これを読んで、なるほどと思いました。「BLOOD QUEEN」は単にかっこいい曲を歌ったというより、作品の入口として機能させることを意識して歌われたOPテーマなんです。だからこそ、イントロが始まった瞬間に作品の空気が来る感じがある。

「ハードな部分と色っぽさを意識した」という話

インタビューでは、歌唱面についてもう少し具体的な話があります。

原作を読んだうえで、姫というキャラクターの強さだけでなく、女らしさや柔らかさも感じたと語っていて、歌うときにはハードな部分と色っぽさを意識したということが明かされています。

これを知ってから聴くと、また少し変わります。ただ激しく歌っているのではなくて、キャラクターの中にある複数の要素を歌に乗せようとしていたわけです。姫の冷たさや気高さだけじゃなくて、その奥にある何かも。そういうことを考えながら歌われた曲だから、今聴いても薄くならないのかもしれない。

10周年ベストにも入っている

「BLOOD QUEEN」は、2014年発売の10周年記念ベストアルバム『GIFT』にも収録されています。

Lantis公式によると、Disc1の3曲目に入っていて、TVアニメ『怪物王女』OP主題歌として掲載されています。『GIFT』はリクエストで集まった楽曲で構成された2枚組ベストアルバムとのことで、ファンの投票で選ばれたなかに「BLOOD QUEEN」がいるということは、やっぱりこの曲は代表曲なんだと思います。

今の美郷あきさんが歌う「BLOOD QUEEN」が聴ける

この曲を語るうえで、もうひとつ外せないのが美郷あきさん本人の公式YouTubeチャンネルに投稿されている「本人が歌ってみた」動画です。

美郷あき Channel -Misato Aki- で、2020年7月3日に公開されています。5万回以上再生されていて、説明欄にも作詞:畑亜貴さん、作曲:黒須克彦さん、編曲:鈴木マサキさん、歌:美郷あきさんと記載されています。

【本人が歌ってみた!】「BLOOD QUEEN」(TVアニメ「怪物王女」オープニングテーマ)【美郷あきのカレーランド】

2007年の音源ではなく、今の美郷あきさんが改めて歌う「BLOOD QUEEN」です。これがかなりよくて、当時のかっこよさはそのまま残っているのに、声の乗り方や表現が今のものになっている。懐かしいのに古びていない、というより、今のほうがむしろ深みがある気さえする。

コメント欄に残っているもの

動画のコメント欄を見ると、いろんな人の記憶が出てきます。

初めて自分で買ったCDが「BLOOD QUEEN」だったという人。高校時代にカラオケで歌っていたという人。『怪物王女』のアニメや漫画が好きだったという人。令和の時代に本人歌唱でまた聴けてうれしいという人。

「声が変わらない」「今聴いてもかっこいい」「本人が歌ってくれるのがありがたい」という声も多くて、懐かしさで終わっていないのが印象的でした。昔の記憶として残っているだけじゃなくて、今聴いて改めて刺さっている人が多い。「BLOOD QUEEN」はそういう曲なんだと思います。

『怪物王女』を知らない人にも聴いてほしい

もちろん作品を知っている人にとっては特別な曲だと思います。OPの映像と一緒に刷り込まれているとか、あの作品の空気ごと記憶にあるとか。

でも知らない人にも聴いてほしいです。理由はシンプルで、美郷あきさんのこういう一面を知るなら、この曲が一番早いから。「君が空だった」で美郷あきさんを知った人が「BLOOD QUEEN」を聴くと、たぶんちょっと戸惑います。同じ人なの?という感じで。でもそれが面白くて、美郷あきさんってこんなに振り幅があるんだと知れる曲です。

ライブで来たら、たぶん空気が変わる

TBS公式インタビューの中で、美郷あきさん自身がライブでも盛り上がれる曲として語っています。

これは本当にそうだと思っていて、「BLOOD QUEEN」はイントロが鳴った瞬間に会場の空気が変わるタイプの曲です。作品を知っている人はそこで一気に反応するし、知らない人でも曲の勢いと歌声の強さで引き込まれる。

5月23日の20周年フルバンドライブで来るかどうかは当日までわかりません。でも、もしフルバンドで「BLOOD QUEEN」が来たら——それはかなり熱い瞬間になると思っています。

まとめ

「BLOOD QUEEN」は、美郷あきさんのかっこいい側面を一曲でまとめて見せてくれる曲だと思います。作品を知っている人には懐かしく、知らない人には新しい入口として、そして5月23日を前にしている人には「これをフルバンドで聴いたらどうなるんだろう」という楽しみとして。

今あらためて、本人歌唱動画も含めて聴いてみてほしいです。

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